ひょうご環境創造協会が運営する「エコひょうご尼崎発電所」の見学のご案内を行っています。
その様子をレポートします!
5月のよく晴れた日。
尼崎のベイエリアの先に、「エコひょうご尼崎発電所」はあります。
今年は発電所の近くが万博のパークアンドライドの会場にもなっていて、「一般車両立ち入り禁止」の看板とともに警備員さんも多くいらっしゃいました。
関係者以外に入れない道路の先。海辺の景色と風がとっても気持ちいいロケーションです。
▲エコひょうご尼崎発電所の入口
今日見学に来られるのはなんと海外の方。
お隣の国、韓国から研究者の方や大学生の方が大型のバスに乗ってやってこられました。
環境に関する研究をされているグループの方々で、奈良や大阪など関西の環境にまつわる施設をいくつか視察に回られているそうです。
エコひょうご尼崎発電所は、乗り物で施設内を回ることが可能です。
こんな大型バスだって、そのまま見学できちゃいます。
▲バスでそのまま中に入れます
車に乗ったまま、普段は立ち入り禁止の場所に入るなんて、ちょっとドキドキでサファリパークみたいだなと思ってしまいました。
発電所にまつわるお話しを聞きながらバスは進んでいきます。
さすが研究者の方々だけあって、とても興味津々にお話しを聞いていただきました。
▲バスは敷地内を進みます
「甲子園球場4個分」という広さはさすがに海外の方には伝わりませんでしたが、笑
「ドーム球場4個分」と伝えると広さを実感いただけました。
参加者の方言わく、韓国ではここまで大きな太陽光発電所はあまりないそうで、その広さにも驚かれているようでした。
▲ずらりと並ぶソーラーパネルは圧巻です
今日は本当に天気が良く、太陽光で輝くソーラーパネルを見て、こんな天気だときっと元気に発電できているんだろうなと想像させられます。
一行を乗せたバスは発電所の一番先、我々が「展望台」と呼んでいる場所に到着。
発電所を見渡せる高台が設けられており、またこの発電所の広さを実感できます。
海に囲まれたこの場所は、周りに本当に何もない場所。
この高台では、普段は小学生の見学の際などは「大きな声を出してもいいよ」と子どもたちに案内することも。
今回もそのことをみなさんにお知らせしたところ、大きな声で何かを叫んでおられる方もいらっしゃいました。
韓国語だったのでなんて言っていたのかわからなかったのが悔しいです、笑
▲広大な敷地。大声を出してストレスも発散できます。
帰りのバスの中では、尼崎の歴史についてもお話しさせてもらいました。
公害を乗り越え、今では地球温暖化防止に取り組む「環境モデル都市」になった尼崎。
昔は尼崎の港湾部で黒い煙をモクモクさせていた発電所がありましたが、今ではこんなエコでクリーンな発電所に置き換わっていて、とても感慨深いものがあります。
この青空も、これまでの尼崎の人たちの努力によって取り戻せたものですもんね。
1時間ほどで見学は終了。
発電所に続く一本道をバスが帰っていきます。この道、車で走ると本当に気持ちいいんですよね。
▲一本道の道路。バスもあんなに小さく。
見学は随時受け付けています。費用も無料です。
環境や太陽光発電にご興味のある方はもちろん、
普段入ることのできない場所に入れるドキドキ感を味わってみたい、という方も大歓迎です。
ぜひみなさんもこの景色をみに来ませんか?
エコひょうご尼崎発電所でお待ちしていますよ!
NPO法人あまがさき環境オープンカレッジ 太田(ととろ)
特定非営利活動法人 あまがさき環境オープンカレッジ
〒661-0012 尼崎市南塚口町2丁目1番2-402号
電話/FAX 06-6421-0544 E-mail : aoce@gb4.so-net.ne.jp
休館日 : 水曜・木曜・祝日・年末年始